シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2014/10/26

スピーカーグリル Speaker grill


日本では70年ごろからHIFIオーディオブームが起こったことで、カーステレオにも拘りを持つ人が増えた時代にGSの時代も重なる。
したがってリアシートの後ろの広大なスペースは立派なスピーカーが置かれ、後列車から見える、パイオニアやらケンウッドなど大きなロゴがある種かっこ良いとされていた事と思います。

私は、(仮にレスサスみたいのに乗っていれば別ですが)クルマでの音楽は割とどうでもいいと思っているので、入手したGSに雰囲気を壊さない控えめな埋め込み式の2wayフルレンジスピーカーx2が収まっていたのはラッキー。
配線がステレオになっていたので、以前のオーナーがステレオ式の再生ユニット、アンプと共に鳴らしていたと想像します。

ただ、グリルがシルバーのリングに黒のステンレスメッシュという、GSからすればいささかモダンな、いかにも80年代のグリルだったので、メッシュを外しクルマの内貼りに近い茶色のサランネットで張り直すという細工を加えました。
純性ラジオはモノラルなので、フロント1、リアx2という3スピーカーをおおよそのインピーダンスで並列、直列に配線を引き直しています。

2014/10/20

帰国


画像はシャモニーのボソン氷河。
主にフランス、ドイツ、スイスと1800kmをレンタカーで走り昨日帰国。

軽油の値段も上がっていて1.35EUR/Lぐらいします。
ほとんどの行程は高速道路での移動でしたがアウトバーンは無料。オートルート区間が35EURぐらい。スイスは年間通行券が必要でミュルーズとバーゼルの国境で40CHFを支払い購入。
正に通行税として、豊富な観光資源に外貨を依存しているスイスの国策が反映されているのだと思います。

スイス区間が無ければさらに割安感は増す訳ですが、それより日本以上の燃料の高騰ぶりに驚きました。
まそんなこんなで無事に戻って参りました。

2014/10/19

街で見かけたクルマ Peugeot 305


画像はリヨンのノートルダム大聖堂に向かう坂道に停まっていたプジョー305ブレーク(おそらく後期型)。正規輸入が無かったとのことで私は初めてみました。

9日間でフランス、一部ベルギーを横切りルクセンブルク、ドイツ、スイス、再びフランスに戻ったが、C5があれだけ走っているのに係らず、印象として古いハイドロシトロエンはほとんど見かけることはなかった。
XM、BX、CXはそれぞれ1台づつ。Xantiaは15台ぐらい見たかもしれない。
(DS、GSは結局ゼロで、なんとC6もゼロ。セレブ専用?)
同じ世代の205や405の現存率からすると寂しい限り。
あちらでは趣味でなく実用ベースでしょうから、油は漏れるし、ストラットは抜けるし俺は古いシトロエンなんて乗ってられんと思うのかも。

さて、フランスよりはスイスの方が文化財として扱う土壌があるようでベルン(バーゼルだったかも)で綺麗なプジョー504クーペとすれ違うことができたのは一番の収穫でした。

Autoroute


スイスでマッターホルン登山(鉄道で)の後、再びレンタカーでリヨンを目指してフランス入り。
オートルートの途中立ち寄ったサービスエリアでは軽食の他にちょっとした自動車用品も置いてあります。

さすが本国フランスなのでLHM+も常備。
ただし値段は8.75ユーロ/1Lなので決して安くはありません。
ワインなどのアルコール類も高速道路のサービスエリアで買えてしまうところが凄い。

2014/10/16

フランス国立自動車博物館 Cité de l'Automobile


念願だったミュルーズの国立自動車博物館。
特に1890年-1930年ぐらいのビンテージカーが充実してます。
合併前ベンツにメルセデス、もちろん地元のプジョーにブガッティは圧巻の展示。
フェラーリ、ロールスロイスと超弩級の高級車がメインで若干敷居が高いかも。

どちかというと等身大のクルマが好みなんですが戦後のモデルはプジョー403、404にシトロエンでは2CVやDS、SMの展示がありました。
クルマ好きなら一度は訪れるべき場所ではないかと改めて感じます。

アウディの工場見学 AUDI adventure tours


ネッカーズルムのアウディの工場見学に。
写真は同アウディフォーラムに展示してあった前身であるNSUのヴァンケルスパイダー、GSビロトールの遠縁。
(工場内は撮影禁止のため)

見学はアルミボディのプレス、溶接、シャーシ、ボディの合体ハイライトから内外装のアセブンブリーまでの工程。
時間の都合でドイツ語のラウンドに参加してしまいましたが、この時は我々家族他にジャーナリスト1名だったためドイツ語に加え英語もサービスしてくれました。

プレスラインの大迫力に加え、個人的にはパーツ毎に割り振られたニックネームや輸出品?のKANBANシステムを丁寧に説明してくれたことに興味を覚えます。

私の英語力での通訳で子供達がどれだけ理解してくれたかは分かりませんが2時間フルに社会勉強を。
アウディネッカーズルムのHPより誰でも予約可能です。(大人7EUR)

2014/10/15

マンハイム 技術博物館 Mannheim TECHNOSEUM


パリで名所を巡って2日過ごしたが、結局GSには1台も遭遇しなかった。BX、XMですら見ない。
ましてあれほどのアイコンである2CVもモンマントルでのイベント走行と思われる2台しか見ていません。

そしてドイツではマンハイムの技術博物館に。
紡績、印刷、光学などのドイツの産業の歴史に加え、子供向けに自然科学を体験できるコーナーが充実。
そしてもちろん鉄道や自動車も展示されていてファミリーで楽しめる場所でした。

アウトバーン Autobahn


パリでレンタカーを借り(頭痛が痛いのごとく意味がへんですが)ルクセンブルクで一泊の後にドイツへ。
初のアウトバーンですが、無料なので混んでいたり、カーブでは速度制限がかかったりそれほど連続した速度無制限区間は長くありません。

条件がよければ本線140km/h、追い越し車線が160km/hぐらい。
180+km/hまで出してみましたが慣れないので疲れます。巡航では140km/h程度がちょうどいい。
やっぱりドイツの連中は飛ばすし、急遽割り込んできたトラックなどで急ブレーキの機会も少なくないです。

クルマが生まれた土壌って大事でドイツで乗るならやっぱり馬力があってブレーキがしっかりしたクルマが必要なんでしょうね。
ちなみにレンタカーは欧州フォードのフォーカス派生モデルのC-MAXというもの。
ファミリーモデルで若干足回りはアウトバーンには柔らかいかもしれませんがパリの石畳では充分に優れた乗り心地を提供してくれたと思います。

2014/10/12

古物marche

朝の古物市でキーホルダーを入手した。
水中花のような、ロゴがクリアの樹脂に飲み込まれているものは希少価値が高く、シトロエンやプジョーの旧ロゴで25-50ユーロしていました。
まあネットでもそれなりに見かけることありますけどね。
クルマ関係の出店がそもそも少ないこともありますがGS関連はひとつも見当たりませんでした。

2014/10/11

Peugeot VA 1905


たしか数年前オープンしたプジョーのシャンゼリゼのアンテナショップ。
かなりの人の出入りがあって人気を伺わせます。
近くのメルセデスベンツやトヨタよりかなり賑わっているのはフランスのメーカーだからでしょうか。
1905年のtype VAと508他、コンセプトカー展示がありました。

縦列駐車 Parallel parking


パリのありがちな風景。
お決まりなので一応。
平坦路ではサイドブレーキを引かずにニュートラルで停車しているのでやさしくバンパーで押してこじ開けると聞いていましたが、興味があって覗いたところ、みんなサイドブレーキは引いているしギアも入れてパーキングしてますが・・・。
どうやってでるのでしょう。

2014/10/10

Paris 到着 now


 パリに到着した。
現地時間は10月10日AM7:00。
緯度が高いため外は真っ暗で寒い。

TOTALのガソリンスタンドだけでも日本人には珍しい。
やっぱりフランスも燃料価格が上がってます。

2014/10/05

スピーカーの再インストール Reinstallation of the speaker


外されていたオリジナルスピーカーの場所にスピーカーを再設置した。
電気街のスピーカー専門店で、比較的しっかりしたアルニコ磁石の小型の2wayフルレンジスピーカーを選びましたが、中古品で400円程度で購入できました。

本来はダッシュボードに直接ボルト、ナットで固定していたと思われますが、格子状のカバーグリル背面のクリップが外れないので無理にやると破損の可能性大。
思案の結果、丁度その部分下の空調用ダクトにある台座状の突起に強力両面テープで固定しました。

2014/10/04

ラジオの復旧 Wiring of the radio


以前行ったラジオの復旧。
電源が入らなかったオリジナルのラジオを使いたいと思い調べたところ、一時期は別のオーディオが使われていたのか、アンテナ線と電源配線、スピーカーの配線が切られているだけ。

おおよその検討で配線を引き直すことでオリジナルのレトロなラジオが使えるようになりました。
夏場は窓全開のため騒音で音楽は楽しめませんし、私にはAM/FMラジオさえあれば音源としては充分。

困った点は常時電源がきており(おそらくオリジナル仕様)、イグニッションOFFでもスイッチ次第で電源が入る仕様で、うっかりスイッチを入れたままボリュームが絞られた状態で放置しバッテリーをあげてしまったことがあります。
以後、降車の際はラジオのスイッチを確認するのが癖になりました。
いっそのことイグニッション電源線に引き直すのもいいかもしれません。