シトロエンGS

↑2014年10月11日撮影(凱旋門よりルーブル美術館方面)

シトロエンGS
1970年代にシトロエン社がハイエンドモデルのDSと普及モデルの2CVの間を埋めるべく送り出した傑作のひとつ。
小型ボディにハイドロニューマティックサスペンション+空冷フラット4エンジンをインストールした独特な乗り味のクルマ。
しかし一般には故障の多さから敬遠され、少なくなりつつある不遇なクルマ。

技術者はどんな意図でこのクルマを設計したのか・・・?

エンジン、サスペンション、ボディからねじ一本に至るまで考えられていないものはないはず。
このブログは個人のユーザーである管理人の修理の記録とそれらの過程で見えてきた技術者の意図を考察するブログです。

2017/07/29

フューエルポンプの構造

不良品だったフューエルポンプを開けたもの。
ベース部の取り付け角は決まっているが、上部で分割できる。
ガソリンの入り口側は横に出ていてるが、ねじにより好みの位置で固定できるので多くの複数の車種で使用可能なのでは。
エンジン側のカムでダイヤフラムを上下させ、ガソリンの入出力にはそれぞれ一方向のバルブが設けら逆流せず駆出しているようだ。ふいごというか、浮き輪などを膨らますレジャー用の足踏み式ポンプに近い。

さすがに絶えずガソリンに洗われていただけあって内部は綺麗でどこが不良なのか目視はできないが、バルブの開閉の不良なんだろうと想像します。

さてこのダイヤフラムが破れるとプッシュロッドからエンジン側のカムにガソリンが流れ落ちて混入してしまう仕組みだと思う。そういう意味では定期的に交換した方が良いパーツのひとつかもしれない。

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